メンズウェア界隈で毎年夏が近づくと必ず話題に上がる有名な写真があります。

ハリウッドを代表するスター、ジョン・ウェインとゲイリー・クーパーが、陽光に照らされたパティオをこちらに向かって歩いてくる一枚です。ウェインはタバコを片手に、転がるようなブリムのパナマハットを斜めにかぶり、クーパーは足首で結ぶエスパドリーユにショートパンツ、手には小さなスーツケース。

JohnWayne_GaryCooper

ふたりとも「カミサ・デ・ユカタン」と呼ばれる、中央アメリカの伝統的な夏のシャツを着ています。SNSでは必ず「#vacationgoals(理想のバカンス)」とタグ付けされるような写真。ネットで繰り返し目にしても、炎天下での理想的な装いを映し出した魅力的な一枚であることは否定できません。

この伝統的なシャツは、メキシコの海岸を訪れる映画スターたちにとって、最高のリラックスウェアでした。

1930年代に建てられたアカプルコの断崖にあるホテル「ロス・フラミンゴス」は当時から人気の隠れ家でしたが、1954年に写真家フィル・スターンがあの有名な写真を撮影したとき、ウェインは仲間の映画人たちと共にこのホテルを買い取り、一般には開放せず、仲間内だけで夕日を楽しむ場所にしていました。

そのシャツは、彼らのくつろいだ非公式な時間のユニフォームとなったのです。

私たちのカバナシャツもまた、その「イージーで風通しのよい」感覚を受け継いでいます。ジョン・ウェインが好んだ、ルーズで気取らない長袖タイプのスタイルを踏襲し、ゆったりとしたボックスシルエット、ストレートヘム、オープンカラーに、旅の必需品を収められる3つのパッチポケットを備えました。

一年を通じて、太陽を追いかける旅にふさわしい一着です。

 

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