デニム――シンプルでユーティリタリアンなアイテムでありながら、その種類は膨大です。生地、カット、フィット、穿き心地の選択肢は果てしなく、正直なところ少し気後れするほど。

ジーンズはとても個人的な存在で、まるで「第二の肌」のように感じられるべきもの。あまり考えずに無造作に穿いても、まるでずっと自分のものであったかのように自然に馴染み、こなれた色落ちをした一本はいつだって正解に見えます。親しみやすく、リラックスした雰囲気を纏って。

Twill Denim Jeans

ブライスランズ最初のツイルデニム「133」は、毎日穿ける一本を目指して作られました。クラシックなカットとフィットを忠実に再現した、戦前・戦後の5ポケット「ウエストオーバーオール」スタイルを踏襲。ミッド〜ハイライズ、太めでボクシーなシルエットは、まさに「働くためのデニムジーンズ」でした。

デニムの選択肢が増える中で、2023年秋冬には「133」をアップデートしたカットを投入。より洗練されたスリムシルエットへと進化させつつも、オリジナルのディテールとフィット感はそのまま残しました。

1930〜40年代のワークブルーからではなく、1960年代以降に見られる方向性を持ったデニムを参照し、私たちの「933」や「433」と同じブロックを使用。ブラックの933が“パンク&ロックンロール”を体現するなら、133は“カウボーイ&アイビー”。快適なスリムさと、膝から裾にかけてのわずかなテーパードで脚をすらりと見せます。

133のシルエットをイメージするなら、1950年代の理想化された広告イラストを思い浮かべてください。牧場の柵に寄りかかるカウボーイ、鞍を持って帰途につく姿。あるいはアイビーリーグのキャンパスを歩く学生、白ソックスにローファー。アンソニー・パーキンスが自宅でくつろぐ姿や、窓辺でトランペットを吹くチェット・ベイカー。

今回のツイルデニムには、一般的なライトハンドツイルではなく、レフトハンドツイル を採用。よりタイトで安定感のある織り方で、縮みにくく、穿き込むほどに柔らかく、スエードのような手触りを得られます。

膝下はスリムながら、腰回りと腿には十分なゆとりを確保。ポケットも日常的に使いやすく設計されています。

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